ゲーム脳と世田谷区 [アンチ・ゲーム脳]
世田谷区からゲーム脳講演について回答が届く
「テレビゲームと子供の脳」講演会について
日頃、区政にご理解、ご協力をいただきましてありがとうございます。
「テレビゲームと子供の脳」講演会につきまして、下記のとおり回答いたします。
記
1.世田谷区教育委員会事務局回答
このたび、講演会「テレビゲームと子どもの脳」について、率直なご意見をいただき誠にありがとうございました。
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2006/02/post_d57e.html
息子が学校から持ち帰ってきた。びっくり。そういうことだったのか。区の主催で、ゲーム脳講演会。3月6日午前10時。場所は世田谷区民会館。健康づくり課が窓口になって、教育委員会も共催。脱力……。仕方ないので、さっそく教育委員会に手紙を書いた。
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2006/02/post_f804.html
↑こっちでフォローして貰うとして。
世田谷区の回答は、割と真摯な感じで好感を持てると言って良い。
まぁ、タイトルを変更しないようなのが、いまいちな感は否めないとしても、
回答に関しては、ちゃんと考えた上なのだというのが伝わってくる。
確かに子供のゲームへの傾倒を危惧する保護者の意見ってのも
多くあろうというのは、想像に難くないからね。
具体的には「長時間ゲームをしているので夜寝る時間が遅い」「外でなかなか遊ばない」「子ども同士集まっても黙ってゲームをしていて、直接のコミュニケーションが少ない」など、生活や体への影響を不安に感じている親御さんが多くいらっしゃることを、私共も母子保健活動を通して感じております。一方で、IT を活用するスキルを早期から身に付けさせたいと考えている親御さんも多くいらっしゃることも認識しております。
区としてはそっちも問題として表出してるのは事実なのだし、
一方でエセ科学ゲーム脳に対する疑念も考慮に値するのも事実、
って葛藤が見えてるしな'`,、( ;´∀`) '`,、
もっとも、
今回は子ども達の生活を見直す機会として関心の高いテレビゲームをテーマに取り上げ、日本大学の森教授に講演を依頼した次第です。
であるならば、彼の人のみを講演に招くだけでなく、斎藤環氏のような、
アンチ・ゲーム脳の人も招いて、両方の情報を均等に提供するのが
区の姿勢としては正しいのではないか。
片方だけ招いてしまえば、思考放棄してる保護者には
自分に都合のいい情報のみを強調されるに等しいわけで、
その先にある、
主催者側としてもゲームを含む情報機器を「悪いもの」と一方的なメッセージを伝える意図は無く、生活と切り離せない情報機器をどのように子どもに与えていくか、さらに親子の関係や日常生活の中でどのようなことを大事にしていくかを考えるきっかけ
この段階にまで持っていけないと思うぞ。
下手に権威付けされた間違った情報でも、それが都合が良ければ
思考放棄してる保護者はそれに固執するから。
否定意見が如何に正しくても理解放棄して、都合のいい情報のみに固執するからなヽ(´д`)ノ
たとえ、
現時点では川端様が危惧されている「ゲーム脳」の概念を広めたり、啓発するという方針は無く、今後も次世代を育成していく上で家庭や地域でどのような取り組みが必要か、様々な視点から考えていきたいと思っております。
こう考えていても、ゲームを否定したい保護者には届かないわけだ。
そこに下手に権威付けされた間違った「ゲーム脳」なんぞが届けば、
区の意図なんてものは放棄される。
同等に権威付けされた「アンチ・ゲーム脳」の情報を同時に与えて、
取捨選択させるようにすれば、その流布もある程度はくい止められるわけだが。
それでも「ゲーム脳」に傾倒する保護者がいるとは思うがね。
自分たちが子供達と同じ状況に陥っているということに気が付けない大人なんぞ、
もうどうにもできんしなヽ(´д`)ノ
今回の講演会でも「ゲーム脳」という悪い面のみに焦点を当てた内容にせず、区が主催するという意味の大きさを講師に理解していただいた上で、当日の講演については打ち合わせを密にして、内容については慎重にしていく予定です。
まぁ、神奈川県の現知事よりは世田谷区の方がよっぽど「まともな」思考を持ってる、
といっても過言じゃないのは確実だ。
その世田谷区の手腕が問われると言うことだな・・・。
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