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ゲーム脳と世田谷区 しょの5 [アンチ・ゲーム脳]

世田谷区ゲーム脳講演の包括的な講演内容メモを発見
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2006/03/post_f69a.html


とのこと。

世田谷区 森昭雄日大教授講演会「テレビゲームと子どもの脳」
このページは、2006年3月6日(月)10:00~12:00、世田谷区民会館大ホールで開催された講演会「テレビゲームと子どもの脳」(講師:森昭雄日本大学文理学部教授)の講演内容のメモ書きを時系列にそって簡単にまとめたものである。森教授が講演中にどのような発言をされていたのかについての参考にしていただけると幸いである。なお、読みやすくするために、こちらで勝手に小見出しを付している。
 録音が禁止されていた関係上、正確でない部分も多々あると思われるがその点についてはご容赦願いたい。編者は、脳神経学等にはまったく不案内なので、聞き間違いや勘違いもあるやもしれない。特に、講演会の後半部は、講演者が非常に駆け足でスライドの説明に終始したため、メモが追いついていない。本講演会に参加された他の方からのご指摘を乞う次第である。
http://www.st.rim.or.jp/~nmisaki/topics/game_brain.html


録音禁止でも、ここまでまとめられていると助かりますなぁ・・・。

ざっと目を通して観ると、やっぱり牽強付会な感は否めないんだよな。
一部は納得できるんだがな。
たとえば、

# 小児科学会「2歳まではTV・ビデオを見させない」ことを提言。乳児にTVを見させていると、脳の神経回路をくみ上げ成長しない。TVを消すと落ち着きがなくなる。


確かに、乳児なんかはこの世界と自分との関係性構築のために
脳がフル回転で情報収集、ネットワーク生成してるわけだから、
単純作業になりやすいものばかりに触れさせていると、
中途半端な脳神経ネットワークになっちまう。

でもさ・・・これがなんでゲーム脳に関係あるんだろか・・・。
乳児、ゲームできないだろ。保護者が買い与えなければ。
まぁ、買い与えたって違ったおもちゃ化して、
壊されるのがオチだけどな'`,、( ´∀`) '`,、

つまり、乳児からの保護者とのコミュニケーションの重要性を
述べているわけか。
ゲーム脳以前の問題だし、それ。

IQ200の少年。8ヶ月から親が本を沢山読んで聞かせた→聞く耳をもつ。


あ、これはミスリーディングだな。
「IQ200」なんて接頭語はイラネ。

親が本を沢山読んで聞かせたところで、「IQ200」いかない子供なんてザラ。
そして「IQ200」いったところで、読み聞かせだけの効果ではあるまいて。

単に保護者へのエサ的要素でしかないので、考える必要なし。

ただし、読み聞かせは発達段階にある子供には非常に有効なのは確か。

ちなみに、私は8ヶ月どころか生まれる前から読み聞かせをやられていた。
沢山どころの量じゃないほどな。おかげで読書狂いの域まで・・・orz

でも、「IQ200」なんていってねぇーよ'`,、( ´∀`) '`,、・・・ ('A`)rz

漢字が書けなくなる原因は、長時間のパソコン、ケータイでのメール打ち込み、コンピュータゲームで会話時間が減少し、言語能力が低下しているから。


言語能力が低下してるから?

え?

単に「書いてない」からだよ。
手で書くから作業記憶として定着するから覚えて書けるんであって。

手の動き(作業記憶)と連動して、脳から漢字のデータを引っ張れるように
なってるから漢字が書ける。
いわゆる「手が覚えてる」ってパターンだろ。
キーボードだと変換作業を任せてしまうのもあるが、文字書いてないから
作業記憶という「鍵」を使って脳から漢字のデータをひっぱって来にくい。
ので、

西洋人にはパソコンは大いにいい。


アルファベットの方が構成要素少ないから被害が少ないだけで、
良いなんて言えないだろ・・・。
多かれ少なかれ、スペルを引っ張ってこれない可能性は十分ある。

それにそもそもどこまでを「言語能力」と定義してるのかが不明ヽ(´Д`)ノ
チャットで会話並のスピードでキーボードを叩き、
会話することのできる人が言語能力低いとは思えないしな。
ノン・バーバル・コミュニケーション能力の方は知らんが。

質問用紙に基づく質疑応答を読む限り
たとえば、

【Q】聞く音楽の種類に差はあるのか?
 ↓
【A】ロックについては調べていないのでよくわからない。前頭前野が働けばよい。


など、どうも前頭前野偏重主義っぽいよなぁ。

猫は前頭前野が猫の額ほど。反省する猫はいない。鼠は「点」くらい。猿は猿まねで心から反省するわけではない。反省するのは唯一人間だけ。


これとかな。
動物の場合というか、反省=学習だと思うがな。
失敗に対して、繰り返さないようにすることはできるからな。
まぁ、何度でも繰り返すのもいるけど'`,、( ´∀`) '`,、
人間だってまたしかり。
単に学習行為に状況的な説明を付け加えて「反省」という概念を
生み出した、ってところだろ。
一見高尚なように見えるが、根っこは一緒。

そういえば、

少年の侵した殺人・窃盗はむしろ近年減って減っている。仮にゲーム脳というものがあったとしても、影響はほとんどないのでは?


やっぱり、資料をどうみてもこの質問には答えてないよな・・・


まぁ、正直言えば、ゲームの影響が皆無とは思わんさ。
だがね、

何が不満で言われているのか、理解に苦しむ。


不満なのは、都合の悪い問いには答えないその態度だと気づかないのか・・・。

ゲーム脳ありきで話を進めて、強引に一般化しようとするしな。
ゲーム脳以前に、コミュニケーションの問題だろ、って場合においても
ゲーム脳という言葉で括られると、本質が奥に隠れてしまう。

ゲーム脳を立証したいのであれば、
少なくとも、

ゲーム脳によってキレたり、殺人をおかす少年が増えるとのことだが、実際には森氏が17歳だった1964年に比べて今の少年の殺人は10万人あたりの発生率で比較すると三分の一以下だ。ファミコンの発売された1983年以来、一貫して凶悪犯罪は低水準。とすると、かりにゲーム脳が実在するにしても、殺人などの凶悪事件を「森氏の17歳」の同水準に引き上げるほどの影響はないと安心してよいのか。
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2006/03/2_5534.html


この問いにちゃんとした答えを出してからだな。

ゲームが発売される以前と以後で明らかに殺人事件が減ってる、という事実。

これをまずクリアしないと、本当にゲームによる別の症例があった場合でも、
一緒にオカルトで片づけられてしまう危険性があるんだからな。


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