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ゲームに原因を押し付ける愚者は誰だ。 [アンチ・ゲーム脳]

フジテレビのゲーム規制特集
フジテレビの番組でゲーム規制と犯罪の関連性について調査した特集が放送されたようですね。
特集の内容をテキスト起こししましたので、まずはそちらをご覧下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/hokagekaede/diary/200512200000/


つまり、前提ありきでマスゴミは番組を作りたいという
意識が見え隠れしてるよな・・・。

「青少年による凶悪犯罪が近年増加しているように思われる」と言われるグラフは、
実際は、終戦直後からのデータを見るとむしろ現在の方が、
凶悪犯罪は減少してるのがわかる。

つまり、マスゴミはこの否定パターンを生じさせるグラフは採用しなかったわけだ。
ようやくそれを出してくるようになったことは、ちょっとは「マスコミ」になろうとする
現場意識も芽生えてきたのかな?

しかし。

[市民]
「凶悪(犯罪)は増加してるんじゃないですか」
「昔は悪い人はあまりいなかったが今はしょっちゅう(凶悪犯罪が)あるんでね」


この思考を植え付けたのはマスゴミであることは疑いもないことではあるが、
やはりメディア・ネットワークの拡大に伴う情報伝達の飛躍的な向上もまた、
その原因の一端があるだろう。

例えば、昔であれば凶悪犯罪が起こったとしても、それが全国に伝播するまでには
それなりの時間を要するに加え、メディアの所有もまた今ほどには所有されていない。
今でこそ、ほぼリアルタイムに情報がテレビやネットで伝播し、ほとんどの家庭で情報が
共有される。
しかもセンセーショナルな事件ほど繰り返し放送され、その情報が毎日のように
テレビなどのメディア・ネットワークを通じて刷り込まれる。

[臨床心理士 矢幡洋 氏]
「年間に何回かしか起こらないような特殊な事件というものがあります」
「たった一人の犯罪に過ぎないのに、「危険な14歳」であるとか「荒れる中学生」であるとかすぐにそのような問題を一般化して考えてしまいがちです」
「いかにも青少年全体が病んでいるかのような、そのような印象を作っているのではないかという気がするんです」


センセーショナルな事件に祭り上げようとするマスゴミの腐った努力も大いにあるしな。

結果として、昔よりも印象的に事件の様相が脳に刻まれ、過去の事件よりも遙かに
目立って認識されるわけだ。
しかし、かといってこのネットワークはますます加速していくだろうし、
マスゴミが指向を改めない限りこの傾向は止まらない。
更に悪いことに、こうしたマスゴミの凶悪犯罪の認識強化=狂化により、
その原因を求める市民は簡単に納得できる「要因」を求める。
それが、

[神奈川県 松沢成文 知事]
「昨今、テレビゲーム機の普及は著しく、その機能も大変高性能化しておりまして、ゲームの描写が非常にリアルになっていることなどによって、発達段階にある青少年に与える影響が非常に大きいというふうに考えております」


「ゲーム」というわけだ( ´⊿`)y-~~
いやはや、単純なことで。

[神奈川県 松沢成文 知事]
「やはり行政は青少年が有害なものからできる限り遠ざけて、健全な環境で育ってもらうというものを作りだす義務があると思ってまして」


まったく、馬鹿も休み休み言えと。
有害なものからできる限り遠ざけて、無菌状態の人間がどうなるか、
わからないというのかね。
「有害しかない」状況というのは大問題だが、有害情報がなくなることはありえない。
そして生涯触れないということは困難を極める。

大人になれば、相応の判断ができる?
無理だね。
有害情報にたいして、自分なりの対処法を学んできてないのに、
どうして相応の判断ができるなんて考えられるのか、お気楽もほどほどにな。

「青少年の凶悪犯罪は長期的に見れば大幅に減少し、その後大きな変動は見られない」
「そしてゲームとの関わりも未だ不明確なままだ」


実際問題として、もしもゲームが決定的に広範囲の青少年に影響を及ぼす
というのであれば、「長期的に見れば大幅に減少し、その後大きな変動は見られない」と
いう状況は生まれてこないだろうに。
ゲームが原因だというならば、それを要因にする犯罪が相当数増えているはずだ。

確かに、ゲームを要因にする犯罪だって存在するのは否定しない。
だが、それだって他の犯罪と同じことだ。
その人間がそういう類の人間だったというだけのことで、
他の犯罪者が他の要因で犯罪を犯したというレベルから逸脱するものではない。

「しかし、テレビゲームに青少年犯罪の原因を求める声は後を絶たない」


それでも、こう考える愚者が多いのは、不安を解消しようと安易な解決を
求めてるだけに過ぎない。

第2回 キレやすいのは誰だ
カウンセラーという職業の人が書いた、少年非行についての本にも掲載されていました。これみよがしに、冒頭にこの統計グラフを掲げ、凶悪な少年犯罪の急増を示唆します。当然、読者は不安な気持ちでいっぱいになります。「そうよねえ、毎日のようにマスコミでは事件が報道されているし、やっぱり統計で裏づけられてるのね。ところで、うちの子は大丈夫かしら。最近ピアスの穴なんか開けたし、家に帰ってもちっとも話もしないし。不安だわ……」

こうなれば、しめたものです。読者はページをめくらずにはいられません。そして、著者がいかに長年カウンセラーとして少年たちと向き合い、非行を見事に解決してきたかを知ることになるのです。親御さんは、このカウンセラーに相談することを決意し、カウンセリング業務は大繁盛です。
http://pmazzarino.web.fc2.com/lesson2.html


まさに、そういう人たちをカモにするためだったのかね'`,、( ´∀`) '`,、
経済学的に考えれば、なるほどこれは有効な宣伝だよな。

最も少なかった平成2年と、最も多かった昭和35年では、件数の差は6.9倍にものぼります。というわけで、本日ここに戦後最もキレやすかった少年が決定致しました。グランプリは昭和35年の17歳、つまり昭和18年生まれで西暦2001年現在58歳の方々です。おめでとうございます。

ついでにいわせていただくと、テレビゲームでこどもがキレるというのもウソだとわかりました。昭和30年代には素晴らしく高性能なゲーム機など、存在しなかったはずです。


なんと昭和35年の17歳だった、西暦2005年現在62歳の方々が、キレやすい!

言っておくが、当時高性能なゲーム機など存在しなかったからな。

ゲームに青少年犯罪の原因を求めるのは、如何にバカバカしい恣意情報ってのが
わかるってもんだ。
人口比率におけるデータも、

昭和35年のほうが、平成2年より、62万人ほど少年人口は少なかったのです。平成2年には、少年の8381人に一人が凶悪犯罪者でしたが、昭和35年は1142人に一人でした。残念ながら犯罪発生率は35年のほうがずっと高かったとの結果になってしまいます。


とのこと。

JR東日本の調べによると、平成11年度、駅員に暴力をふるって警察ざたにまでなった乗客は、50代が最も多かったそうです。こんな危険なオトナたちを野放しにしておいていいものでしょうか。少年法改正論議の前に、50代後半の心の闇をなんとかしたほうがよさそうです。

まったく同感!


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コメント 4

こんにちは
ゲームに集中していると、「テレビを見てくれなくなるから」
ではないかと邪推してます。
自分達マスコミにマイナスのことには殊更反応する業界ですし。
そんな業界を目の当たりにするほうがよほど悪影響。
by (2005-12-27 21:54) 

チェシャ猫(>_<)。

あー、それは盲点だった・・・。
確かにTVを見る時間は激減するなヽ(´Д`)ノ

いつもは利益優先の民間企業のくせに自分たちが
いざ危機となったら公共の利益とほざくような
そんなところだもんな・・・。
by チェシャ猫(>_<)。 (2005-12-27 23:59) 

煬帝

1970年前後に「三億円事件」「永山則夫事件」「浅間山荘事件」なんてのが起こって以降、センセーショナルな事件報道が増えたのか?と妄想してみます。
今の「異常な凶悪犯罪」の原型は「連続幼女誘拐殺人事件」「酒鬼薔薇聖斗事件」でしょうね。これを扱った吉岡忍・著『M/世界の、憂鬱な先端』という書籍もあります。感覚的にはこれに「オウム真理教事件」を加えると「犯罪の時代性」が見えてくるのかな、と思ったり。

駄文失礼。
by 煬帝 (2005-12-28 02:33) 

チェシャ猫(>_<)。

ある意味、視聴者がセンセーショナルな事件を
望んでいるって感はありますな・・・・。
人がもっとも耐えられないもの、それは「退屈」ってなことを
なんかで読んだ。

ひょっとしたら、マスゴミも視聴者に
踊らされてるのかもしれんなぁヽ(´д`)ノ
by チェシャ猫(>_<)。 (2005-12-28 09:32) 

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