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またゲームのせいにするのかねヽ(´д`)ノ [アンチ・ゲーム脳]

今週の本棚:鹿島茂・評 『脳内汚染』=岡田尊司・著
◇精神科医が説くゲーム、ネットという麻薬
 書評のルール違反は覚悟の上で、本書が大ベストセラーになって一人でも多くの人に読まれることを強く願いたい。なぜなら、本書は、日本が直面している社会現象、すなわち、キレやすい子供、不登校、学級崩壊、引きこもり、家庭内暴力、突発的殺人、動物虐待、大人の幼児化、ロリコンなど反社会的変態性欲者の増大、オタク、ニートなどあらゆるネガティヴな現象を作りだした犯人が誰であるかをかなりの精度で突き止めたと信じるからだ。

では、医療少年院勤務の精神科医という苛酷な現実の最前線に立つ著者が、犯人と名指ししたのは誰なのか? 結論から先に言おう、コンピューター・ゲームとインターネット(とりわけネット・ゲーム)である。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20060115ddm015070135000c.html


また、責任転嫁な都合のいい言い訳シリーズか・・・( ´⊿`)y-~~

幼児のときから人間の心に残っている「良い存在」と「悪い存在」に二分する思考法


それを育てるのは、どこのどなたでしょうかね。
幼児が自らゲームにハマってその思考法を会得していけるハズはないですよね。

で、誰がその思考法を幼児の脳に刻み込んでいくんでしょうかね?

だが、これらのメディアは受動的なものであったがゆえに、受容者が現実とファンタジーを簡単に取り違えることはなかったし、人類の心にインプットされた暴力回避装置のピンが抜かれることもなかった。


そんなことはない。

というより、過去の方が抜かれまくってますが?
2005年12月27日の記事でもとりあげたけど、

最も少なかった平成2年と、最も多かった昭和35年では、件数の差は6.9倍にものぼります。というわけで、本日ここに戦後最もキレやすかった少年が決定致しました。グランプリは昭和35年の17歳、つまり昭和18年生まれで西暦2001年現在58歳の方々です。おめでとうございます。

ついでにいわせていただくと、テレビゲームでこどもがキレるというのもウソだとわかりました。昭和30年代には素晴らしく高性能なゲーム機など、存在しなかったはずです。 http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson2.html


つまり、ゲームのなかった時期の方が、俗に言うキレることからの事件は多かった
ってことだよ。

まったくもって、ゲームのせいにして安易に原因としてしまおう、って魂胆が見え見えで
うんざりするな。

「子どもの二度とない貴重な時間が、奪われていくのだ。(中略)だが、中毒状態になりかけの子どもは、もうそのことしか頭になく、いくら保護者が注意し言い聞かせても、自分で行動をコントロールすることは非常に困難なのである」

 〃∩ ∧_∧
⊂⌒(  ・ω・)はいはい、わろすわろす
  `ヽっ/⌒/⌒/c     
    ⌒ ⌒
「中毒状態になりかけの子ども」にする前の保護者の責任はいったいどこにいった?
保護者が注意しても無視するように育ててきた、保護者の責任は?

ただ、留意すべきなことがあるのは事実。
全ての事件でゲームが悪者にされるのは、大いに馬鹿馬鹿しいことであるが、
その中の一部の事件は、ゲームのせいだというのは確かにありえる。

もちろん、これはワイドショーの興味本位な報道のせいで事件を起こすとか、
ドラマを見て犯行を思い立ったとか、アニメをみて(ryとか、神様のお告げで(ryとか、
ついカッとなってやったとか、そういった数ある原因と同レベルのものに過ぎないがな。


でも、こういうネタってのは、ゲームを毛嫌いする保護者には
ものすごくウケがいいんだろうな。
あと、ゲームやネットに流れてTV放送から離れてしまうと困るという、
恐怖を抱いているTVメディアの輩にはなヽ(´д`)ノ

くだらないことだな、まったく( ´O)η ファ~


過去関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/c-cat/2005-12-27-1
過去関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/c-cat/2005-11-14-1
過去関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/c-cat/2005-10-06


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煬帝

取り敢えず、親の責任が一番。
それ以外の要因は次元が一つ下のものでしかない。

親がちゃんとしろ。
by 煬帝 (2006-01-20 23:17) 

チェシャ猫(>_<)。

まったくもって同意。
by チェシャ猫(>_<)。 (2006-01-21 00:09) 

後藤さんのブログから来ました

つうか親の責任って・・・・

「フロイト先生のウソ」っていう本読むと親の教育の影響力も疑問だよ・・・
by 後藤さんのブログから来ました (2006-01-22 01:39) 

チェシャ猫(>_<)。

・・・
そうですか。。。
貴方自身にその感がないと思うわけですね。
気づいていないというのは、問題かと思われますが、
他人のことなのでどうでもいいです。
と、まぁばっさりいくのもなんなんで。

まぁ、確かに「教育の」だけにしぼれば、だがね。
ですが、どういう形にしろ保護者の立ちふる舞いを
子供はしっかり観てそれを模倣するなり、反発するなりしてます。
それに気づかない時点で保護者としてはどうですかね。
by チェシャ猫(>_<)。 (2006-01-22 10:56) 

フトイト先生のウソ

【概要】

「幼児期のトラウマはその人を一生傷つける」
「親の教育態度が子供の人格を決定する」
「子供の時に虐待を受けると、自分の子供を虐待するようになる」
「親に愛されなかった女性は良い母親になれない」
「親の離婚は子供にとってトラウマになる」
「『ノーマル』でない家庭は子供の発達に悪影響を及ぼす」
「幼児の脳の発達には多彩な刺激が必要である」

これらの常識すべてが根拠のないものであるとされています。
ドイツの行動学者ヘミンガーいわく、
「恵まれた子供時代が円満な人格を作るという理論は神話に過ぎない」
「ある時期に獲得された行動上の特徴というものは、新たな発達段階に
おいていつでも消失あるいは変化する可能性がある。したがって、残り
の人生を決定づける特別な役割を幼児期が担っているわけではない」

またスタンフォード大学のエレナ・マコービーによれば、四百の家族を
対象にして、親の教育態度と子供の性格の関係を観察した結果、
「つながりはほとんど見つからなかった。実際、このふたつのデータの
関連性を論じた論文は、事実上ひとつも発表されていない」
と述べています。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kuri-k/03Mar.htm
by フトイト先生のウソ (2006-01-23 01:06) 

チェシャ猫(>_<)。

まぁ、要するにだ。
「ある時期に獲得された行動上の特徴というものは、新たな発達段階に
おいていつでも消失あるいは変化する可能性がある。したがって、残り
の人生を決定づける特別な役割を幼児期が担っているわけではない」

ということは、ゲームの影響ですらいくらでも
消失あるいは変化する、ということだな。

なるほど。やっぱり、ゲームのせいにするのは
ナンセンスってことだな'`,、( ´∀`) '`,、

まぁ、フロイト派ではもとからないので関係ないんだけどね。
どっちかというとユング派だから。
だからといって全部を全部信じてるわけでもない。
残念ながらね。
by チェシャ猫(>_<)。 (2006-01-23 09:31) 

アイアイ

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/648/1134890029/l50
こっちの掲示板でも批判があたので紹介しときますね。
by アイアイ (2006-01-26 01:36) 

チェシャ猫(>_<)。

まさに喧々囂々・・・いや、侃々諤々?
荒らしっぽいのもあれば、正論もありというところが
あなどれないよな、ほんと(笑)
by チェシャ猫(>_<)。 (2006-01-26 09:39) 

姉御肌

作家・川端裕人氏の書評
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2006/02/post_ade9.html
精神科医・風野春樹氏の書評
http://psychodoc.eek.jp/diary/?date=20060202#p02
評論家・松沢呉一氏の書評
http://www.pot.co.jp/matsukuro/archives/2005/12/18/109726
たこの感想文(書評)
http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2006/01/post_545e.html
東北大生・後藤和智氏の書評
http://kgotoworks.cocolog-nifty.com/youthjournalism/2006/01/post_23e1.html
by 姉御肌 (2006-03-23 23:43) 

チェシャ猫(>_<)。

紹介だけでなく、
なにか一言くらいコメント添えてくれぃ(ノд`)
by チェシャ猫(>_<)。 (2006-03-24 09:17) 

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